マイラン製薬株式会社

マイラン製薬株式会社は米国ペンシルバニア州ピッツバーグに本社を置き、米国2位のジェネリックカンパニーであるマイランInc.,の日本法人です。

後発医薬品(ジェネリック医薬品)事業を中心に、専門性の高い新薬の開発も行っており、前身のメルク製薬にさかのぼると、日本では2010年に60周年を迎える歴史ある企業です。旧メルク社時代に築き上げたネットワーク、信頼・ノウハウを引き継ぎ、高品質なジェネリック医薬品を提供しています。

マイラン製薬株式会社は、豊富な製品群を誇っています。領域も多岐にわたり、特に「がん」、「感染症」、「メタボリックシンドローム」、「皮膚・アレルギー疾患」、「中枢神経疾患」の5カテゴリーに注力しています。

日本では470品目の製品を有していますが、米国マイランInc.,では570品目以上の医薬品群が上市されており、また開発状況としては255品目以上が申請中、もしくは承認申請中であり、さらにAPls(医薬品原料)としてはドラッグマスターファイル200品目以上をFDAに収載しています。

幅広い製品群、製品開発力に加え、2009年はMRを100名増員し、4拠点を増設、さらに独自の営業支援システムを導入、情報提供ツールの充実など、営業力を強化しています。情報提供力の増強により、あらゆる地域・施設の医療従事者へ、世界90カ国以上のグローバルネットワークを活かした副作用情報の収集・提供を可能にし、安全で適正な医薬品の使用を推進しています。

欧米に比べ、日本におけるジェネリックの普及率は格段に低く、医療費抑制を推進する厚生労働省としては、ジェネリックの使用拡大のため、積極的な施策を実施しています。

その一つとして、「ジェネリック医薬品の安定供給への不安」を解消するため、厚生労働省は2007年10月15日に「後発医薬品の安心使用促進アクションプログラム」を発表しました。それを受けて、マイラン製薬株式会社ではアクションプログラムに基づいたシステムの構築・改善に取り組み、安定供給・品質確保・情報提供に関する取り組みを行っています。2008年10月には、これまでの関西ディストリビューションセンターに加え、関東ディストリビューションセンターを開設。ほぼ全国の地域において、翌日納品が可能な物流体制となりました。

マイラン製薬株式会社は「高品質の追求・信頼性の獲得・誠実さ」を経営方針の柱とし、「薬にできることのすべてを。」という経営理念を掲げ、日本でのジェネリック医薬品の普及を牽引、日本の医療に貢献していくことを目指しています。2008年2月からマイラン製薬株式会社としてスタートした同社は、変革・成長の途上であり、今後ますます発展していくことが期待される企業です。

ファイザー社とマイラン社、日本における後発医薬品事業の持続的成長を目指し、独占的な長期戦略的業務提携を締結しました。

会社名 マイラン製薬株式会社
本社所在地 東京都港区虎ノ門5-11-2オランダヒルズ森タワー
設立年 2008年2月1日
従業員 424名(2010年12月末)
URL http://www.mylan.co.jp/ja-jp/contact-mylan/sales-offices-seiyaku
事業内容 マイラン社の日本法人として、ジェネリック医薬品、新薬等の製造販売・輸入を行う