東レ株式会社は1926年創業、18カ国に地域と活動拠点を持つ総合化学メーカーであり、「Innovation by chemistry」をコーポレートスローガンに、技術革新を追求し、最先端材料での世界のトップ企業を目指しています。

基礎素材産業として繊維、プラスチック・ケミカル、情報通信材料・機器、医薬品・医療製品、環境製品、建築・土木材料等、様々な分野に向けた製品を提供しており、有機合成化学、高分子化学、生化学における高度な技術力をもって、多角的に事業を展開しています。

東レ株式会社では、医薬・医療関連事業を含む生命科学関連事業を21世紀の発展において中核となりうる戦略的事業と位置付けています。

医薬・医療関連事業では、有機合成技術、メディシナルケミストリー、バイオテクノロジーなどの技術基盤を基に、天然型のヒトインターフェロンベータ製剤（フェロン）、経口投与可能なプロスタサイクリンＩ２誘導体（ドルナー）などの画期的な新薬の開発に成功し、世界においても高い評価を獲得、東レ株式会社の新事業拡大に貢献してきました。

また、医療ニーズに応じ、泌尿器領域、免疫性疾患領域、腎疾患、糖尿病領域を重点領域と定め、新たな独創的医薬品の創製を目指しています。

総合素材メーカーだからこそ、新たな価値の創造の可能性を秘めた企業です。

環境配慮型バイオマス樹脂製品“エコディアR”について、植物由来のデンプンを原料とするポリ乳酸樹脂を50％以上の高率で使用した「高植物度グレード」を開発しました。今年の9月から、米国の電子製品環境評価ツール「EPEAT」への対応が必要なOA機器および電子製品向けの販売を開始し、まずは初年度の2012年度に100トン、さらに3年後の2015年度には年間1,000トンの販売を目指す計画です。