製薬・医療業界の臨床開発(CRA)担当者に転職する方法
製薬・医療業界の臨床開発(CRA)担当者に転職する方法 |
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CRAの仕事は、とにかく幅広い知識が求められます。新薬の承認には沢山の関連する法律やルールを把握していることが必要だからです。
また、治験の担当医師やCRC、患者さんといった様々な方に対して、適時必要な情報をわかりやすく正確に伝えるコミュニケーション力は信頼関係の構築に不可欠です。契約時における医療機関とのやり取りにおいて、治験実施にかかる金銭的な負担をどこまでどちらが持つかといったことや、治験実施期間中において必要に応じて医師と交渉が必要になるなど、CRCに比べて高い折衝能力が求められます。
そして、治験の実施には契約書や同意書、説明書、依頼書、報告書など多くの文書作成が必要となりますので、PCスキルや文書作成力も欠かすことが出来ません。なお、英語力は必須ではありませんが、外資製薬メーカー案件やグローバルスタディ(世界同時治験)といった案件に挑戦したい方は高い英語力が求められます。
CRAとなるための特定の資格や試験はありませんが、高い医療知識やコミュニケーション力、折衝能力が求められることからMRの転職先としても人気があります。とくにオンコロジーや希少疾病分野での経験や、大学病院等の担当経験は高く評価されるため、経験を活かせる職場として注目を集めています。