この4月からMRとしてのデビューが決まった皆さん、おめでとうございます!
とくに新卒MRの皆さんは社会人としてのスタートでもあります。
どんな業種でも新人教育が実施されることと思いますが、とくにMRは研修が充実していることでも知られています。
MRの研修は、入社直後から行われる【導入研修】、先輩社員に現場同伴していただく【OJT】、12月のMR認定試験に向けた【MR認定試験研修】と大きく分けて3つあり、その期間は合わせて9か月にも及びます。
もちろん企業によって多少の期間の差や手法の違いはありますが、12月のMR認定試験に合格するという目標にむけて進んでいくという上では同じ道のりと言えます。
まず新人MRのみなさんが受けるのが4月~8月にかけて実施される導入研修です。
この導入研修では、医療・薬学系の知識(「基礎教育」)やビジネスマナー、プレゼンテーションスキルなど(「実務教育」)、MRとして必要な基礎を身につけることを目的としています。
医療・薬学の基礎知識を学ぶ基礎教育では、『医療品情報』『疾病と治療』『医薬概論』の3科目を学びます。
医療品情報 | 医薬品の適正使用を推進するために必要となる医薬品情報の基礎知識を修得する | 標準70時間* |
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疾病と治療 | MRが医療人として医療関係者との面談時に理解が求められる疾病と治療に関する知識を基礎知識として修得する | 標準150時間* |
医薬概論 | MRとしての倫理観や関連する法規や制度について修得する | 標準80時間* |
*MR教育研修要綱細則で定められた研修時間
「文系出身だから、ついていけるか心配、、、」と不安に感じる方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか?
かつての私もそんな不安を抱いた一人でした。
しかし、そこはご安心を。
MRの研修は多岐にわたり、身につけなければならないことは決して少なくありませんが、文系・理系・薬学系といった様々なバックボーンを持つMR入社者を想定した、非常に効率よく秩序立てられたプログラムなので、与えられた教材を元にしっかりと学習を進めていけば大丈夫です。
とはいえ、翌日に前日の講義内容の確認テストがあるため、苦手な科目などのときには遅くまで勉強することも少なくありませんでしたが(笑)。
この基礎教育で大切なことは、「わからないことはすぐに研修担当者に聞く」ということです。
研修担当者もMR研修の大変さは非常によくわかってくださっているので、講座の内容はもちろん、不安や心配事なども遠慮せず相談してみてください。
参考 『MR教育研修要綱』(公益財団法人 MR認定センター)
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