製薬・医療業界の品質保証(QA)担当者の働き方
品質保証(QA)担当者の働き方 |
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QAの働き方は所属する会社によって業務の内容も働き方も大きく異なります。
製薬会社で製造現場の品質保証を担当するQAとして所属する場合には、本社勤務だけでなく国内外の製造拠点勤務など転勤を交えながらキャリアアップしていくこともありますので、確認が必要です。
法律などに準拠して治験や製造・出荷が正しく行われているかを、現場担当者が作成した文書や記録を第三者的な視点から精査し、疑問や問題があれば指摘したり改善依頼を行うため、基本的にはデスクワークが中心の仕事となります。
また、医薬品の製造拠点は国内のみならず海外にもある場合が多いので、電話や文書、テレビ会議等の遠隔的なやりとりの他に、ポジションによっては視察や折衝のための海外出張があることもあるので、その点も確認が必要です。
年収は450万~600万円がボリュームゾーンですが、担当する業務や勤務年数、保有する資格などによって異なり、それ以上の年収を得ることも可能です。
また、QA業務は、QC業務と同じく製薬のエキスパート職の中でも女性が活躍しやすい職種と考えられています。会社によって事情は異なりますが、QAは比較的女性の比率が高いため、働く女性のロールモデルが豊富なので、育児休暇や復職サポートなどが充実している会社も多いです。そのため、結婚・出産・育児といったライフイベントに対して比較的柔軟に勤務形態を調整できることや、これまでの高い経験や知識をもとに転職・再就職もしやすいので、自分の人生設計に合わせたキャリア形成が図りやすい職種といえます。