MRについて知ろう!導入研修Vol.02実務教育について

導入研修Vol.02 実務教育について

この4月からMRとしてのデビューが決まった皆さん、おめでとうございます! まず新人MRのみなさんが入社してすぐに行うのが4月~8月にかけて実施される導入研修です。

この導入研修では、医療・薬学系の知識(「基礎教育」)やビジネスマナー、プレゼンテーションスキルなど(「実務教育」)、MRとして必要な基礎を身につけることを目的としています。
前回の【導入研修Vol.01】につづき、今回は実務教育についてお話させていただきます。

実務教育

基礎教育と並行して、自社製品についての知識やビジネスマナーなどを学ぶのが実務教育です。

実務教育では、『製品知識』『技能』『実地』を学びます。
基礎教育がMRとしての必要になる医薬基礎知識であったのに対し、実務教育は実際にMRとして活動していくうえで必須となるスキルであり、企業ごとの取り組みやカラーがでる研修となります。

配属が決まる直前までの大切な訓練期間であり、自信をもってその後のOJT研修へと入っていくための重要な研修です。

製品知識 自社製品の製品特徴を正確に知ることを目的とし、製品知識や対象疾患、競合他社製品についてなどを学びます。 標準150時間*
(企業が必要とする時間)
技能 ロールプレイなどを通して、研修で学んだことのアウトプット訓練を行います。同僚や研修担当者を相手に、医療関係者との面談を想定したロールプレイングやプレゼンテーションを行い、自社製品が採用されるためにはどのようにしたらよいかを体得します。
実施 研修で学んだ基礎知識や製品知識をもとに、先輩MRへ同行して実際の医療現場へ向かい、実際のMR活動を体験して、残りの研修での取り組みに活用します。 この実施研修での多くは1~2日を1回とし、地方と都市部など2ヵ所程度に赴くことが多いようです

*MR教育研修要綱細則で定められた研修時間

とくに、技能試験で展開されるロールプレイングでは、恥ずかしがらずにぜひ思い切りなりきって参加してください。医師役からの思わぬ厳しいシチュエーションや想定外の質問に自信を喪失することもあるかもしれませんが、ここでの躓きや失敗は誰しも経験するものです。フィードバックされる意見やアドバイスをうまく自分のものとしていけるよう、どんどんチャレンジしましょう!

また、このほかにMR活動と切っても切り離せない自動車運転に関する研修を実施する企業もあります。
私の時は、研修地近くの教習所において場内・路上と自動車教習が行われました。 当時ペーパードライバーだったので、どの研修よりも緊張したことを今でも思い出します。

研修期間が長く、また学ぶことも非常に多岐にわたるMRの導入研修ですが、長期にわたる研修生活をともにする同期や研修担当者との結びつきは非常に強く、大きな財産となっています。

参考 『MR教育研修要綱』(公益財団法人 MR認定センター)

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